酒井工業ビル
年代 | 1992年 |
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所在地 | 東京都文京区 |
主要用途 | 事務所 |
敷地面積 | 384.98㎡ |
延床面積 | 512.72㎡ |
建物の高さ | 11.14m |
構造 | 鉄骨造 |
階数 | 地下1階地上3階 |
敷地は文京区大塚の開運坂の中央に位置し、戸建、木造アパートが密集する低層住宅街にある。機能は設備会社の本社ビルである。まず計画で明解にしようとしたことは、ホリゾンタルな領域の設定である。坂道に対し水平は最も対極にあり安定した概念だからだ。連族窓によるファサードはその強調でもある。1階メインフロアへのアプローチは空中にかかるタラップをイメイジして軽やかな誘導をデザインしている。外壁は大判ALCと標準サッシの構成で、内部も鉄骨造表しになっている。構法の合理性を徹底しローコスト化を追及している。この建物は小規模オフィスのプロトプランとしてひとつの提案である。