明和食品ビル
年代 | 1987年 |
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所在地 | 神奈川県横浜市金沢区 |
主要用途 | 主要用途 事務所・店舗・スポーツクラブ・共同住宅 |
敷地面積 | 2808.17㎡ |
延床面積 | 6392.00㎡ |
建物の高さ | 建物高さ 20.00m |
構造 | 構造 鉄筋コンクリート造 |
階数 | 階数 地上6階 |
クライアントの食品工場は京浜急行金沢文庫に近接し広域幹線である国道16号(横須賀街道)に接道する敷地を所有していて、その敷地の中にある荷捌き場と社宅地を高度利用したいとの相談からこの計画は始まった。もちろん工場は継続する前提である。我々は計画地のポテンシャルを推し量ろうとマーケティング手法を用いて需要の発掘を行い、スポーツクラブをキーとしてファミリーレストラン、小売店舗、社宅を擁する複合ビルを提案するに至った。その結果テナントの誘致、オーナーサイドの事情とテナントサイドの事業収支、運営のバランスを見ながら開発のコンセプトづくり、さらには資金計画を含め、開発の全工程を主導することになった。1階は食品工場の荷捌きスペースを確保し、沿道のフロント部分には店舗、ファミリーレストランを配し高層部に社宅、中間層にスポーツクラブという構成が生まれた。工場の荷捌きと集客力を左右する駐車スペースは輻輳極るので解決すべき大きな課題となった。形への統合には図象による装飾建築の手法をとっていて極めてコマーシャルな複合建築となった。