シントミ191

この敷地はＪＲ品川駅港南口にある繁華街の一角にある。この周辺は1994年のインターシティを皮切りにグランドコモンズの開業、新幹線駅の開業と開発が目白押しの地域である。以前とは格段に違うオフィス街へと変身を遂げている。この敷地がある繁華街はもはや開発に取り残された感が否めない状況にあった。この計画にあたりこの繁華街の開発の方向性を提示しなければならないと考えた。すなわち繁華街のクリアランスか、オフィス街へ取り込まれる変身かと、結論はオフィス街としての新しいコンテクストを受け止めることにあると考えた。そこでインタアシティのファサードを切り取りながら角地としての街並みへの関わりかたを外観にしてオフィスと飲食店の複合ビルとして誕生した。